第15問 本当にやりたいこと

就職活動をしていて思ったことはいくつかあるが、一番大きな気付きは「大卒の肩書きを得てそのまますぐに就職するべきなのか」ということである。

 

ゴールデンウィークにある人に会ったことを契機に、その考えは少しづつ大きく私の頭の中でその存在を主張するようになった。

大学の友人に話したところ、挑戦するだけの価値はあるのではないか、と背中を押してもらえた。

きっと私は誰かに励ましてもらいたかっただけなのだろう。

 

私はチャンスというものは自分で作りだすものだと信じてるし、一度逃してしまったチャンスはそこまでで二度とは巡ってこないと確信している。果報は寝て待てというのかもしれないが、私には寝てる時間も待ってる時間も惜しい。

そういうことから、うまくチャンスを活かせなかったら、きっとそれまでの関係にしかなり得なかったのだと考える。それ故、人間関係というのもあまり広がらない。広がっても長続きはしない(いやむしろ、その中でも長続きしている少数の人たちが友達ではなく友なのかもしれない)。

 

読者諸氏におかれても同じで、やりたいと思うことがあるのならば何振り構わずやるべきだと、私は思う。

 

同じチャンスは二度とは巡ってこないから。

 

「気が付くと、朝から降り続いていた雨はもう止んでいた。ぐんぐんと上昇するその気温は、これから始まる夏を表していたのかもしれない。」