第13問 後悔

皆さんは、自分の人生の中で後悔したことはあるだろうか。

 

私は後悔だらけの人間である。

元々の夢を諦めた時の後悔は今でもずっとしているし、そんな大層なレベルの後悔じゃなくても、例えば昨日の夕飯違うもの食べればよかったな…みたいな他愛のないようなものもある。

とにかく後悔している時間が長いのだ。

 

後悔には幾つかパタンがあると思う。

1つめは、「やるべき事をやらずして思うようにいかなったことへの後悔」である。

あの時もう少し勉強しておけば、練習しておけば、想いを伝えていれば…といった自分を責めてしまうパタンである。

2つめは、「やるべき事をやったが、思うようにいかなかったことへの後悔」である。

この場合は、自己の判断を責めることが多い。あっちにしとけば良かったとか、こんなことになるならやらなければよかったみたいな。(勿論前者の後悔も〇〇することをしないという判断をしたので、それを悔いてるわけであるが)

 

前者と後者の違いは何だろうか。それは-具体性の違い-だと私は考える。

前者の場合は具体的にこれをやっておけばと悔いる、一方後者の場合は自分の選んだ選択肢以外のことをやれば良いという、至極抽象的な後悔である。

当然のことながら、具体性に富んだ後悔の方が悔しい思いは強い。なぜなら何をすべきだったかということが自分で反省できるからだ。

 

平たく言えば、やらない後悔よりもやった後悔の方が悔いのレベルが小さいということである。

失敗することを厭わずに、果敢に挑戦していきたいものだ。

 

 「少年の双眸からはまた滴るものがあった。けれどもその眼はしっかりと明日を捉えていた。」